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こどもの片付け vol.2 – こどもは親の相談相手

「きっとお子さん、片付けすごい得意なんでしょうね…」
と、頻繁に言われるんです。

比較的・一般的な人の目から見ると、得意な部類に入ると思います。
けれども、「好き」になってもらおうという教育は一切していません。

いまのところうちの子どもは「プロになりたい」わけではないですし、「極めよう」という熱意があるわけでもないからです

仕事をするときに困らず迷惑をかけない、子どもが一人暮らしをしたときに困らない、パートナーと暮らしたときに問題を解決できる程度、を心がけています。

具体的には、

  • ゴミはゴミ箱へ(どこに行っても当たり前)
  • 資源別に分別する(駅のゴミ箱だってそう)
  • 床置きしない(ホコリにまみれたものは衛生的かい?)

そんなところからスタートしています。
そして、テクニックらしきものは教えていません。

けれど、ひとつだけ心がけていることがあります。
それは「対話すること」です。

娘は片付けの「相談相手」

「ママぁ」くらいしか喋れない、年少にもならない頃から、一緒に片付けていました。

実際に手を動かすのは私ですが、子供に対して
「大事?バイバイ?」
くらいの二択を繰り返していくと、段々と子供も要領を察したようで、一緒に片付けるようになりました。

娘のエリアに鉛筆など忘れているものを戻すことはあっても、使わないものが多くなった時、クリスマスプレゼントなどでものが増えて収納を調整しなければいけない時、増殖する手紙や工作をどうするか考える月イチくらいの「いるいらない」、は全て娘と一緒です。

もっと言えば、衣替えは娘と一緒に行っています。
ただそれだけ。

モノごころついた時から、衣替えを一緒にするのは「当たり前」「疑問に思わない」状況を自然に作ることを心がけてきました。

「まだ寒そうだから長袖のシャツは手前に入れようと思うけど、どう思う?」
「サイズ小さいけど、おおきめだからまだ着られるかな?」

隣で遊んでてくれていいんです。
必要な時に「ママ、衣替えってこうやってたな」って思い出してくれればいいので。
で、わたし、時々迷ったふりなんかしちゃったりして。

「どっちにしようかなぁ」

そうすると、
「こっちがいいんじゃない」
と提案してきたりするんですよね。

「わーそれいいね!いつの間に覚えたのそのテクニック!!!」

片付けは褒めて伸ばすの一択のみ。
おとしめていいことなど一つもない!

ただただ、その繰り返し。

そうするうちに、シーズンオフの衣類が入っている引き出しの場所も覚えてしまい、肌寒かったら自分でそこから衣類を出して着るようになりました。

ゴミはゴミ箱へ、シールは家具には貼らない

徹底しているのはこの二つ。

  • ゴミはゴミ箱へ
  • シールは家具・床・壁に貼らない

口を酸っぱくするのはこれだけ。

これは最初に癖をつけたので、今ではプラスチックか燃えないゴミかどうかわからない時の相談だけになりました。

ゴミとは、要不要の手前、お菓子の空袋とか、工作で切った折り紙の残りくずとか、使い終わった綿棒とか、個包装されている歯間ブラシの袋とか、そういうもののことです。明らかにもう使いようのない存在。

これは家に置き続けてはいけないものなので、これを家に出す窓口たるゴミ箱に連れていくのは、息を吸うように習慣づけねば困ります。

これも褒めて伸ばしました

褒めるというよりも素直に「感謝」を伝えました。

「わたしが代わりに捨ててもおかしくない幼い年齢なのに、自分でゴミ箱に捨てに行ってくれてありがとう!
ママは自分の家事を中断せずにすんで、とても助かったし嬉しいわ!」

ハグして伝えるんです。
ハグして、頭を撫でて、ぎゅーっと抱きしめる。
それは子供が一番ママから欲しいものですよ。

「もう使わないものをゴミ箱に持っていくだけで、ママはこんなに喜んでくれるんだ」

繰り返し、褒めてと子供はやってきます。
そこでママが飽きてはだめですよ。

「またできたの!すごい!天才!」

アメリカのホームドラマをありったけ思い出しながら、いつも倍以上、自分じゃないくらい大袈裟に、

「オー!ジーザス…アメイジング!アンビリバブル!」

と、表情と身振りで伝えるんです。
お子さんが小さければ小さいほど、感動は7割増くらいに伝えて損はありません。
それでこそ「次のお願い」ができるんです。

「もしかして…〇〇もできたりす…る…?」

この繰り返し。

それから、家具・床・壁にシールを貼らないのは美観とメンテナンスの問題です。

子供に「インテリア」の概念はないので、とにかくその子の嗜好と気分に合わせて気ままにペタペタペタペタ。
シール剥がしで剥がせる素材とは限らず、床は踏み荒らされてシールの上面だけが剥がれてゴミと化し、まだら模様の、模様ともいえない「汚いだけ」の床で構わないのなら止めはしませんよ。

なので、あらかじめの対策のひとつとして、シールを「親がコントロールできない枚数」を子供が自由に手が届く場所で管理させることは一切しませんでした。

ひと袋8枚というような買い方をしたときは、最初に使いたい2〜3枚を選ばせて、後は別途まとめてストックとして他の場所に置いておきます。

足りなくなったと言われればいつでも出してきましたし、大人だって銀行に預貯金があれば気が楽になるわけですから、こどもだって自分の「モノ貯金」がすぐに引き出せるとわかれば安心するものです。

そうは言えども自信がないなら

私、片付けが苦手だから、そんな簡単だみたいに言われても困る…

そりゃそうです。片付けって習うものではないから、教え方もわからない人が多いはず。
大人だって誰しも算数を習った6年間があるから、子供の宿題の面倒をみてやれる素地があるんですもの。

じゃあ、自分の手に余るような…受験をするとか、特に難しい科目で教え方がわからないときはどうしますか?
プロの手を、塾や家庭教師の手を借りますよね。

だから、片付けだって頼っていいんですよ、先生に。
一生のうち、どこかで学ぶ機会を作っておくだけで、その後の暮らしがずっと、ググッと楽になります。
資格試験も本で自習して難しいなと思った時は、予備校に行くでしょう。
それと同じです。

片付けも、誰かに習って、頼っていいものなんですよ。

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