たぶんここにたどり着く前に、みなさんはお片づけに関わるいろんな肩書きをご覧になってきたんじゃないでしょうか。
私は今は「整理収納コンサルタント」という肩書きでお仕事をしています。
どんな片付け方があるの?
資格者数が多いところでいえば、ハウスキーピング協会の整理収納アドバイザーとか、ライフオーガナイザー、断捨離トレーナー、こんまり流片付けコンサルタント…どの流派に属するかでベースとなる片付けのメソッドやアプローチが違ってきます。
整理収納アドバイザーはわりと「どんな人にも合う」、総合薬みたいなイメージ。
でも、極端にもの溜め込みすぎる場合は積極的に手放してシンプルな暮らしにする断捨離の方が合ってることもあるし、新しい判断基準として試してみたときめきの方が心に刺さることもあります。
なお、断捨離とこんまり流お片づけは本を買えば手軽に触れられますが、整理収納アドバイザーやライフオーガナイザーは講座を受講しないと内容に触れられないのは大きな違いといえるでしょうね。
整理収納アドバイザーとは
3級、2級、準1級、1級があります。
このうち、プロの肩書きとして名乗れるのは1級の整理収納アドバイザーだけ。
- 3級
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講師個人が3時間程度のオリジナルの講座をつくり、協会が認定する。あんまり数は多くない。
- 2級
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一番メジャーな資格。自分の家庭と職場などの身の回りを片付けるための知識を学べる講座と資格。講座の最後にあるテストを受ければよく、ほぼ合格できる。資格取得欄には書けるが、肩書きとして名乗ってお仕事することはできない。
- 準1級
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より整理収納への理解を深めたい、他人へのアドバイスをしたい、プロになりたい人向け。他者へのアドバイスをするための知識を学ぶ座学2日間。
- 1級
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準1級の講座を受けた後、2つの試験に合格したらなれるのが整理収納アドバイザー(1級)。これでやっと肩書きにできます。
級による違いはこんな感じです。
整理収納コンサルタントと整理収納アドバイザー2級認定講師
この違いがよくわかんないという話を耳にします。整理収納アドバイザーの上位資格というやつですね。
整理収納コンサルタントは、1級を取得後、家庭に訪問して整理収納を行うプロを養成する講座・試験です。結構難しい試験があります。
これを取得するときは近年これ以上ないくらい毎日勉強して試験対策してましたし、旅行先のドラッグストアの駐車場で合格のメールを受け取って、ガッツポーズした記憶は一生忘れない大切な思い出です。
2級認定講師は、整理収納アドバイザー2級認定講座を開催するための資格です。現場経験の多少にかかわらず、試験さえ通れば講師になれます。が、現場経験がないと講座内容を膨らませられず、何回も試験に挑戦する人が現れるような難関資格です。
運良く一回で滑り込み合格しましたが、かなり冷や汗をかいた記憶があります。講座の内容をずっと反復練習していて、主人に相当怪しまれ、今でもその様子を真似されます。恥ずかしいからいい加減やめてほしいんだけども…
この2つの資格を取ったの、娘が1歳の時。
今思えば無謀ですが、半年で一気に取りました。
子供を寝かしつけ、閉店までフレッシュネスバーガーでずっと勉強していたあの時の熱量に今が負けるかというと決してそうではなく、その時の集中した学びから自信をつけ、多くの現場を経て、より柔らかくしなやかに質が変わったという意識の方が強いです。
さらに上に1級認定講師と、整理収納アカデミアというものがあり、前者は2級認定講師の上位資格、アカデミアは整理収納の大学みたいなものでしょうか…ゼミや研究発表を主としてます。
私はコンサルタントと2級認定講師で一旦資格に関する活動はストップして、どちらかといえば現場畑を突っ走っています。
どんな資格を受けようかなと悩んでいらっしゃる方や、今までいろんな肩書き見てきたけどよくわかんないと思ってらっしゃった方は、ぜひ参考にして、自身にピッタリのお片付けのサポーター選びに役立ててくださいませ。
実は防災士でもあります
直近の取得資格は防災士です。
このサイトの「ビジネス」でもご紹介していますが、親子向け防災情報サイトを運営しています。
他にもちょろっと2級の資格を持っているものもあるのですが、読むのももうそろそろお腹いっぱいじゃありませんか?
ちなみに、整理収納関連の資格って1級以降になると受講にかなりお値段張るんですよ。現場での学びの方が今は比重が大きいので、お片づけ関連の新しい資格取得は今はお休みしています。
今はまだ子供も小学生。年1で何か大きな新しい活動や資格に挑戦できればいいな…というペースで、りなのやは活動をしています。